〒231-0861 神奈川県横浜市中区元町1丁目77-4
横浜 エリスマン邸 1926 (38)
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アントニン・レーモンド 1888-1976 (88)
photo by mirutake and haru 2012.1
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アントニン・レーモンド (ウィキペディア)
横浜市中区山手町−元町公園−エリスマン邸Visited in May 2012
解体前には和館が併設されていたということだが、移築復元の際には省略され、現在は洋館部分のみの美しい姿が公開されている。
エリスマン邸を設計した当時のレーモンドは、師であったライトのもとから独立して間もない頃で、細部にはまだライトの影響が見られつつも、後のレーモンドの作風を感じさせるものだという。その簡潔で清涼なイメージはレーモンドの作品の持ち味とも言えるもので、横浜に残る他の洋館群とは少々異なる風情を醸している。
横浜山手 エリスマン邸異人たちの足跡19 レーモンドの建築哲学
全体として、装飾はシンプルで、大きな窓やゆったりしたサンルームなど、居住空間としての快適さを追求した、現代風のデザインである。
レーモンドはまた、日本建築にも造詣が深く、他の外国人建築家と違って、伝統を生かしたモダンな和室を設計することができた。このことは、日本人の妻を持つエリスマンが、レーモンドに設計を委ねた理由の一つだったかもしれない。現在喫茶室になっている部屋の先には、エリスマン夫人(石川志満)のための、床の間のついた立派な和室があったという。
「畳は踏めば足触りがよく、幾人も寝ることができる。」と、和の空間の利点についても述べている。エリスマン邸の和室を作ったレーモンドが、当時の日本人の暮らしを熟知していたことがわかる。
Ehrismann Residence エリスマン邸
創建当時は木造2階建て、和館付きで建築面積は約81坪。屋根はスレート葺、階上は下見板張り、階下は竪羽目張りの白亜の洋館でした。煙突、ベランダ、屋根窓、上げ下げ窓、鎧戸といった洋風住宅の意匠と、軒の水平線を強調した木造モダニズム的要素を持っています。
エリスマン邸(Ehrismann Residence)[山手西洋館めぐり](2005.07.24) 横浜発見ガイド −横浜ウォッチ−
「サンルーム(Sun Room)」です。外から丸見えですが、庭があるなら気持ちいいかも。
2014-09-09エリスマン邸 日本のすばらしい建築物
また、居間兼食堂や応接室に置かれた幾何学的なデザインの椅子や、六角形のデーブルなどは、レーモンドがほかの家のために設計したものを復元しました。これらの家具の意匠はライト風です。
階段室は建物の見所の一つで、手すりの水平線と壁のジグザグ線といった幾何学で構成された大胆なデザインが、アール・デコをほうふつさせます。このアール・デコにも通じるモダンなデザインには、師であるライトの作風をのがれ、独自のデザインを追い求めたレーモンドの気負いが感じられます。
なお、2階はやたら低い位置に窓がありますが、これは上げ下げ窓を上部の壁に収めて開口部を大きくとるための工夫です。
レーモンドはこののち、世界的にも最先端の鉄筋コンクリート打ち放しの自邸を建て、ル・コルビュジエばりのダイナミックなモダニズム空間を自らの木造のアトリエで実現するなど、独自のモダニズムを切り開き、やがて日本の近現代建築が世界へと開いていく契機をつくりました。
4.https://www.google.co.jp/maps/ エリスマン邸
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