〒154-0017 東京都世田谷区世田谷4丁目21-27
  世田谷区民会館・第一庁舎(外観のみ) 1959(54),1961(56)
  city.setagaya.lg.jp


           設計 前川國男 1905-1986(81)

               photo by mirutake 2021.06








































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     YouTube 世田谷区民会館1959・第一庁舎1961 前川國男 Kunio Maekawa
      

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    株式会社 前川建築設計事務所

    再整備される世田谷区民会館・区庁舎。そこに込められた戦後精神の行方を探る  美術手帳 
保存か建て替えかをめぐって15年以上も議論が続けられてきたが、いよいよこの2020年度から一部を残して全面的に改築されることになり、近く建設工事が始まるという。

 こうして、この建物では、正面性を持たない不整形な敷地の中央の中庭を、公会堂と区民会館、区庁舎が取り囲み、西側の都道に面しても区民会館を後退させて配置し、欅並木のある前庭を設け、区民会館と区庁舎をつなぐ1階を吹きさらしのピロティにすることによって、誰もが気軽に寄り集うことのできる公共空間を実現させたのである。また、区庁舎の1階にも吹き抜けの玄関ロビーを設け、戦前の権威的な庁舎とは次元の異なる市民に開かれた役所の姿をかたちにしていた。  まつくま・ひろし


    世田谷区民会館について
新たな世田谷区民会館は、ホールの音響性能向上や可動式前舞台の設置をはじめ、練習室や親子室(ホール)の新設、楽屋やトイレの増設など、様々な施設機能の充実を図り、リニューアルオープンします。


    世田谷区役所新庁舎1期棟・区民会館が完成しました!


    26.世田谷区庁舎・区民会館のみどころ 近代建築の楽しみ
 恵美ちゃん 世田谷線の松陰神社前から歩いてくると、ここへ出るんですねえ。
 東郷さん これが一番近い。
 恵美ちゃん ここからの印象がちょっと弱いんですよね。区役所なら普通はもっとはっきりした建築がどーんとあるじゃないですか。
 宮武先生 普通はそうですね。そこが逆に前川國男さんの建築の大きな特徴なんですよ。

宮武先生 ピロティを抜けて広場へ、この感じで成功しているのは日本でここが最高だと思います。
宮武先生 これが出来たのは1959年ですが、この時代、ピロティをこのように作る機運がとても強かったんですよ。じつは、丹下健三さんも香川県庁舎ではよく似たピロティを作っています。

恵美ちゃん ただの広場と思っていましたが、こうして見ると世田谷の広場がなぜ大切かよくわかりました。
 宮武先生 世田谷の広場は、近代建築がつくった広場として最高のものかもしれません。
 東郷さん たしかに間違いなく最高の広場でしょう。
 宮武先生 当時は広場こそ民主主義の基礎だと考えられていたんです。それがよく守られて、いまでも生き生きと機能していると思います。
 東郷さん 前川國男がどこを頑張ったのかよく分かるなあ。


    世田谷区民会館 保存再生、どこが…? 進む建て替え計画「休憩場所も消えるなんて」


    世田谷区本庁舎等整備 区役所・世田谷区民会館 思い出写真 YouTube


    世田谷区民会館 ?竣工約60年 再整備へ?



 www.google.co.jp/maps/ 世田谷区民会館・第一庁舎

































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世田谷区民会館・区庁舎(外観のみ) 1959(54),1961,1969,
           設計 前川國男 1905-1986(81)
             
               photo by mirutake 2009.02






耐震補強で柱だけが打ち増しされているのが解る。




軒裏は本実杉板型枠、折板壁は小幅板型枠で力強く荒々しい。小幅板型枠は弘前市民会館管理棟にも使われている。
かつて渋谷のNHKの建物は外壁のタイルが張られる前、長い間小幅板型枠の荒々しさを晒していたのを思い出した。
コンクリートの手摺りは寝殿作りのような和風だ。













内部写真 新建築195907より







この角度ではじめて伸びやかに天井に繋がっている折板壁面がよくわかる。


現場ではホールが見られなかったっため、テラスが何のためにあるのか、わから無かったが、
平面図から会場の外部休憩スペースとして取られているようだ。しかも左右対称に。


前川の折板の目指した壁面パターンガが立面図のパターンだと解るだろうか。
図が小さすぎたが。


このホワイエが実は複雑な床構成として造られているのが、これらの写真で良く解った。


床を一部上げて複雑な床構成で空間を演出している。
外部にも使われている側面自然石を、上げた床側面に使っている。
これらのことが現場では管理上だと思うが、仕切りで区切られ、鉄骨の階段が付けられたり、
原型の構成が解らなくなっていた。これも寝殿造りを模しているのだろうか。


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    世田谷区民館・区庁舎を考えるシンポジウムPart2

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