〒231-0021 神奈川県横浜市中区日本大通14


             三井物産横浜ビル 1911 (45)
              (KN日本大通ビル)
              旧三井物産横浜支店倉庫 1909


            設計遠藤於菟 1866-1943 (77)

             photo by mirutake 2012.10

























1.スライドで見る
    SLIDE        33p

2.一覧で見る
    ALL         33p

3.関連 hp

    三井物産横浜ビル (ウィキペディア)

    遠藤於菟 (ウィキペディア)

    2019-12-22 三井物産横浜支店~日本最初の全鉄筋コンクリート造の事務所建築~ 建築物探訪ブログ
シンプルながら、どこか西洋風の風合いを持つこのビル、実は、日本で最初となる本格的な善鉄筋コンクリート造の事務所建築なのです。竣工年は1911年、遠藤於菟(おと)によって設計されました。遠藤於菟は日本の鉄筋コンクリートの先駆者の一人でした。
デザイン的な特徴に、柱は1階から4階までを貫き、庇が周囲にせり出す、軒下の小壁(エンタブラチュア)をも貫き、軒にまで達しています。玄関周りや腰壁など装飾はありませんが、全体がルネッサンス的にまとめ上げられているのが特徴的です。於菟の研究者である堀勇良氏は「遠藤式ルネッサンス」と呼んでいます。


    三井物産横浜ビル
三井物産横浜支点1号館はわが国で初めてオフィスピルに鉄筋コンクリー卜を採用した建築として名高く,遠藤於菟(おと)の設計により 1911年(明治44年)に竣工しました(現在のビルの向かって煙突より左側の部分)。地下1階地上4惜建てで白化粧煉瓦貼りのセセッション様式の外観をもち,配筋は遠藤の案に基づいて坂井祐之助が設計し,佐野利器の鑑定を得ました。1927年(昭和2年)には2号館が隣接して竣工し,現在においても三井物産横浜ビルとして,その堅牢な姿を維持しています。

    通訳ガイドの建築探訪 横浜日本大通りの建築(5)旧横浜三井物産1・2号ビル
右側の2号ビルは同じく遠藤のデザインにより、1927年(昭和2年)に増築されたものですが、まるで最初からひとつの建物だったかのように見えます。
増築時に2つのビルの間にあたらしい玄関が設けられました。
この左右のビル、よく見ると壁面の窓の縦方向の分割が、左の1号館は4分割、右の2号館は3分割となっていて、ビルの表情に少し奥ゆきの違いが感じられます。
建物の中に入ってみると、アール・デコ風の内装デザインが随所に施されていて目を引きます。
内部は関東大震災で焼失し、のちに復旧されたもので、オリジナルではありませんが、昭和初期の雰囲気を持つ美しいデザインです。


    横浜三井物産ビルについて
レトロなエレベーター(1号棟側)や、地下にある謎の大金庫など、当時を偲ばせる面影が随所に残されています。
 また、ビルの背後にあるレンガ造りの倉庫は明治43年の築。実は赤レンガパークの赤レンガ倉庫よりも古いというのが密かな自慢。

    三井物産横浜支店(明治モダン建築再訪)
また三井物産ビル着工に先立ち遠藤於菟は、自らの設計ビル東側に同社の倉庫を煉瓦製、一部の部材に鉄筋コンクリートを用い建設。そしてその実績をもとに作られたのが三井物産ビルの本館だった訳である。なお大正12年の関東大震災では、本館ビルの内部が焼失したものの建物には震災の被害は殆ど無かったという。


    【歴史的建造物アーカイブ】旧三井物産横浜支店倉庫(旧日東倉庫日本大通倉庫)
明治43年(1910)に竣工した「旧三井物産横浜支店倉庫」は、横浜に現存する近代建築としては明治37年(1904)竣工の「旧横浜正金銀行本店本館(神奈川県立歴史博物館)」に次ぐ歴史のある建物であり、倉庫建築としては赤レンガ倉庫よりも古い。生糸保管倉庫として当時の基幹産業であった生糸貿易を支え、格納された生糸の量は国家財政を左右するほどであったという。


    三井物産横浜ビル
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.jstage.jst.go.jp/article/coj1975/46/9/46_103/_pdf/-char/ja


4.https://www.google.co.jp/maps/ 三井物産横浜ビル