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明治神宮ミュージアム 2019 (65)
設計:隈研吾 1954-
photo by mirutake 2020.11
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隈研吾 (ウィキペディア)
明治神宮ミュージアム 隈研吾建築都市設計事務所
これだけの深い森が生まれたことは、林学上の奇跡ともいわれている。われわれは軒の高さを抑え、屋根を細かく分節し、外壁も、大和張りと呼ばれるディテールを用いて細かく分節することによって、建築を森の中に消していこうと試みた。
構造体にH鋼を用い、可能な限り透明な空間を実現し、H鋼のフランジ間をヒノキの板で埋めることで、構造のシャープさと、空間の温かさ、やわらかさとを両立させた。建築に際して切り倒された欅、楠などの樹木は、家具や内装に再利用して、森という貴重な資源を循環させることを試みた。
明治神宮ミュージアム【隈研吾】
木造のように見える柱梁であるが、実は鉄骨造。
鉄骨を木材のように見せることで、「暖かみのある空間」と「スパンを飛ばした大空間」の共生が実現している。
メインロビー空間を構成する梁の下面は白く塗りつぶされている。
これは、神社建築でよく見られる手法を踏襲したもので、伝統ある神社に関する美術館というのを意識しての構成となっている。
隈研吾氏設計の明治神宮ミュージアム、見どころは?東京観光のおすすめスポットを徹底レポート! 田中祥子
日本の伝統の美しさを湛えた建物は、鉄筋コンクリート造・鉄骨造2階建て。参道から垣間見える大屋根が印象的なエントランス棟は、伝統的な入母屋形式ですが、どこか現代的でシャープな印象なのは軒の先端がわずか2cmというデザインによるもの。建物を入ってすぐのメインロビーは最大天井高7m、壁一面のガラスの向こうに杜の緑がパノラマに広がる開放感ある空間です。建物内からとはいえ、杜の中に入り込んだような感覚になれる貴重な場所。
2階ロビーにある杜の樹木を活用したベンチ
明治神宮 #隈研吾 #原宿 【明治神宮ミュージアム】 YouTube まちたび (杜の説明110秒後から建物の描写がはじまる、見せ場を捉えていると思う。全体は6分。 mirutake)
“隈研吾”明治神宮ミュージアム 神々が宿る杜の高さを超えないように納められたシャープさと透過性を持つ意匠 建築の旅
建築は杜の木々に隠れるようにデザインされています。
建物高さは周囲の木々の高さを超えないように2階建てで抑えられており、入母屋屋根によって全方向に軒を出すことにより、日本の伝統的な建築の姿であり、神社という場から逸脱しないプロポーションとなっています。
まるでアジアンリゾート。隈研吾設計「明治神宮ミュージアム」で晩夏のひとときを【東京都渋谷区】
ゆったりしたひさしは隈研吾建築の代名詞。以前、隈さんのインタビューをした時も、ひさしは内と外の境界を曖昧にする役目を果たすもので、自然とのグラデーションとなる重要な要素だとおっしゃっていました。
4.https://www.google.co.jp/maps/ 明治神宮ミュージアム