〒248-0003 神奈川県 鎌倉市浄明寺5-1-10
一条恵観山荘
1646頃
ICHIJO EKAN SANSO
ekan-sanso.jp
設計
:一条恵観
ICHIJO EKAN
photo by satoyama 2020.10
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鎌倉 一条恵観山荘
mirutake ( YouTube)
鎌倉の桂離宮と言われる一条恵観山荘
往時は京都西賀茂に建つ、緑の濃淡が幾重にも連なる里山に建つ一条家別邸の離れでした。
昭和34年、鎌倉の地に移築。庭石や枯山水も建物と共に移され当時と同じように配置されました。(雨の日の苔庭はあまりにしっとり美しい。)
玄関で迎える上質な杉戸に施された「杉戸絵」は、当時の宮中の文化を伝えてくれる貴重な資料にもなっています。
茅葺屋根の外観は、田舎家風なつくりとなっており、一条恵観は雑木林の景色を好み、部屋の中にいてもその野の趣を感じられるように、自然の中に見つけた美しさを建材として多用しています。
桂離宮は恵観の叔父の八条宮智仁親王、修学院離宮は恵観の兄の後水尾天皇による造営であり、いずれも江戸初期の朝廷文化を今に伝える施設です。
「一条恵観山荘とは」より
雨の日の苔庭はあまりにしっとり美しい。室内からの眺めから、畳の水平面が縁側へと移り、そこからしっとりと雨に濡れた石畳みへ、そして広がる苔庭へと、重畳する水平面が展開してゆく美しさはこの苔庭園ならではです。(mirutake)
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一条恵観山荘
一条恵観山荘
庭園ガイド
国指定重要文化財「一条恵観山荘」
およそ370年前、時代は江戸時代初期、正保三年(西暦1646年)にこの山荘で茶会が催されたという記録があります。
往時は京都西賀茂に建つ、緑の濃淡が幾重にも連なる里山に建つ一条家別邸の離れでした。
一見すると田舎家風なその建物は、恵観公自身が設計をし、随所に雅な心と野趣が込められた、皇族の「茶屋」です。
昭和34年、鎌倉の地に移築。
庭石や枯山水も建物と共に移され当時と同じように配置されました。
その後、昭和39年には国の重要文化財に指定。
もう一つの桂離宮
この時代の茶屋(数寄屋)建築の特徴の一つに、「色付」というのがありました。
檜以外の多様な材木を使用する場合には、煤玉や柿渋、透き漆などを用い暗褐色風にすることによって
木目の風趣や室内の雅趣に富んだ統一感をだすことができ、まさに「数寄屋」に適した工法でした。
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一条恵観山荘